このページは CAMPHACK(2024年3月)掲載記事の内容を、一部編集して転載しています
この冬、最も活躍したギアを先輩キャンパーに教えてもらったところ、
「これ最高。来冬もヘビロテ決定です!!」と絶賛したのがコロナのストーブ。なにがそんなによかったのか、ギアにこだわる先輩キャンパーが、おもわず沼った理由を教えてもらい、その実力もチェックしてみました。
この冬、最も活躍した
ギアを教えて!
そろそろ冬キャンプも終わりを迎える時期。ということで今季の冬キャンを総決算する意味で、この冬に最も活躍したギアを先輩キャンパーに聞いてみました。
教えてもらうのは、ネイタルデザインのスタッフ、西尾雄大さん。山男風味のワイルドなルックスを活かし、ブランドのモデルとしても活躍しています。
冬キャンプ歴は10年以上で、シーズンによっては雪中キャンプを楽しむことも。
この冬もイベントを中心に、いろんなキャンプを楽しんできました。夏もいいけど、冬キャンプも大好きです!
ということで、早速、最も活躍したギアを教えてください!
ずばり、コロナのストーブです!
数あるギアのなかで、西尾さんが「もう手放せません」と絶賛するのが、国産の暖房機器メーカー、コロナのストーブ。
昨冬までは違うメーカーのストーブを使っていたけど、故障を機に買い替えたそうです。
沖縄出身なので、寒さに弱いんです……。それで、この冬に久しぶりにストーブを新調したら、もうホントに調子よくて。マジ最高です!
はたして、西尾さんが絶賛する理由とは?
コロナのストーブを
絶賛する3つの理由
西尾さんが絶賛するストーブは、“思い思いのひとときを、ここちよく。”をコンセプトに掲げる、コロナの「OUTFIELD(アウトフィールド)」ブランドのアイテム。
2023年春に始動したばかりで、現在は3モデルを展開。その中で、西尾さんが入手したのは、小型対流形石油ストーブSZ-F32です。
理由1
サイトに馴染むギア感溢れたルックス
西尾さんが購入のキッカケとなったのが、なんといってもサイトに馴染むギア感に溢れたルックス。
ほどよくレトロなデザインだけど、実は往年のランタンをモチーフにしているんだとか。
個人的にはシンプルなベージュカラーが気に入っています。結構ハデなギアが多いから、逆にストーブはベーシックな色がいいなと思っていて
コンパクトなティピーテントで邪魔にならないサイズ感も、使ってみてよかったポイントだそうです。
高さが50cm くらいだから、座ったままポットを上に置いたりできるのもいいですね。ソロかデュオなら、これくらいのサイズがちょうどいいと思います
理由2
日本の老舗メーカーならではの安全性
2つ目の魅力は、なんといっても安全性。
ファミリーキャンプもするので、家族が安心して使えるモデルというのもマストだったとか。
コロナは日本の老舗メーカーだし、暖房機器や家電の大手だから安心感もありますよね。キャンプでの使用がメインとはいえ、ちゃんとしたストーブが欲しいってのもありました
倒れたり振動で消火する、対震自動消火装置はもちろん、しっかり目視できる位置に水平器も搭載されています。
キャンプ場って平らなところばかりじゃないから、水平器って地味にマストだと思うんですよ。こういう部分を、しっかり目立たせているのも信頼できるし、暖房機器メーカーとしての矜恃を感じます
理由3
室内でも違和感ない絶妙な存在感
せっかく買うなら、キャンプだけでなく日常でも使いたい! ってことで、自宅のリビングでも違和感のない、絶妙な存在感もお気に入りのポイントのひとつだそう。
キャンプ用のストーブって、室内で見たらちょっと無骨なんですよね。その点これは、ほどよくマイルド。リビングの景観にも馴染んでくれるんですよ
テント内でも邪魔にならないけど、それは室内でも同じ。幅35.5cmのスマートなボディは、収納時もかさばりません。ちなみに、そのまま野外に持ち出せる専用の収納バッグも販売されています。
ほんと使い勝手のいいサイズなんですよ。デザインとかもそうだけど、いろいろと“ちょうどいい”ストーブですね。もちろん来冬もヘビロテ決定です!
せっかくなので、
3モデルの実力を検証!
西尾さんは、ルックスや汎用性をベタ褒めしていましたが、もちろんストーブ本来の性能となる暖房力も気になるところ。
そこで、実際にテント内で使ってみて、どれくらい温度が上がるのかをチェックしてみることに。
せっかくなので、アウトフィールドの他のモデルも用意して、西尾さんと一緒に3台の実力を比べてみました。
小さな巨人?
コンパクトなのにパワフル!
まずは、西尾さん絶賛のコンパクトモデル、SZ-F32。公式の暖房出力は3.19kw。木造なら9畳、コンクリートなら12畳に対応とあります。
ちなみに今回インストールする幕は、3台共通でサバティカルのモーニンググローリーTC。2〜4人用のフロアレスシェルターなので、サイズ感も含めて参考にしてみてください。
まだまだ朝夕は冷え込む時期ということで、この日の外気温は6℃ほど。そして幕内の温度は8℃の状態でストーブを点火してみました。15分後に改めて温度を測ってみましょう。
ということで、15分後に幕内の温度を測定してみたら、早くも18℃にまで上昇。このサイズにしては、かなりパワフル!
前に使っていた他社モデルよりコンパクトだけど、暖房力はこっちの方が上だと思います。さすがコロナですね。この冬はホントに重宝しました
速暖性を求めるなら、
ポタ電×ファンヒーター
続いて、ポータブル電源対応の石油ファンヒーター、FH-CPF25。標高2,000mまでの場所で使う高地モードも内蔵されています。
ファンヒーターを屋外で使うのは、ちょっと新鮮ですが、ポタ電とのセットなら納得。しかもナチュラルなベージュカラーだから、意外とスマートに馴染んでいるのでは?
ちなみに、公式の暖房出力は2.50〜0.66kw。木造なら7畳、コンクリートなら9畳に対応とあります。
ということで、幕内の空気を一新させて6℃からスタート。
設定温度を22℃で運転開始したところ、凄い勢いで温かくなり、10分ですでに20℃を突破! 速暖性に関してはストーブよりも上のようです。
コンパクトだし、カラーとデザインもいいですね! 自宅のファンヒーターも、これに買い換えようかな
宴会幕&グルキャンには、
18畳対応の定番モデル
最後は、コロナの定番モデルの流れを汲む、クラシックスタイルのSL-F510。こちらも他の2モデルと同じベージュのワントーンを採用。
天板と外炎筒がホーローで仕上げられているため、無骨ながら高級感もあります。
そして公式の暖房出力は5.14kw。木造なら13畳、コンクリートなら18畳に対応。これは頼もしい!
ということで、外気を取り込んで幕内の気温を再び6℃に戻してから、いざ点火!
ファンヒーターほどの速暖性はありませんが、順調に温度を上げていき、なんと15分後には24℃に到達!
3モデルの中では最大の暖房出力となるため、ソロやデュオにはちょっとオーバースペックかも?
グループキャンプの宴会幕くらいが丁度いいかもしれないですね。ホーローの天板で煮込み料理とかやってみたいです。これもいいな……
三者三様の魅力がある、アウトフィールドブランドのストーブ。それぞれ確かな実力と個性を発揮してくれました!
みなさんのキャンプスタイルには、どのモデルがフィットしそうですか?
キャンプのストーブは
早めに買うのが鉄則!
石油ストーブは冬キャンプのマストギアとして定着していますが、人気モデルは入荷1年待ちなんて当たり前。アウトフィールドのファンヒーター2024年モデルのFH-CPF25Aも発売直後に即完しています。
だからこそ、こうした人気の暖房機器は、寒さが本格的になる前に早めに注文(入手)するのが鉄則!
即完した石油ファンヒーターも、9月24日(火)より2024年モデルの販売が開始しています。
しかもコロナのアウトフィールドは、初めて石油ストーブを買う人でも安心して使える逸品揃い。
他モデルも含め、欲しい時には完売している可能性があるので、今のうちに入手しておきましょう!
出典元
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