気温が比較的落ち着く今の時期に、夏場に活躍したエアコンのお手入れを行うことで、冬場の暖房能力の低下を防ぎ、電気代の節約につながるほか、故障の予防にもなります。冷房シーズン終了時は、エアコン内部を十分に乾燥させ、カビや細菌の繁殖を抑えることをおすすめします。
※お手入れをするときは、必ず運転を停止し、電源プラグを抜いてください。
・エアコン室内機内部のお掃除に消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)を使うのは、
火災や破損の原因にもなりますので、使用しないでください。
・室内機内部の洗浄は、お買い求めの販売店や専門のクリーニング業者へお問合せください。
夏に活躍したエアコンは、エアフィルターにホコリが堆積している場合があります。エアフィルターが目詰まりすると冷暖房能力を弱め、電気のムダが発生します。2週間に1度はお手入れをしてください。
リモコンを操作して自動お掃除機能の設定をONにしてください。 (ご参考:当社Zシリーズエアコンのお掃除機能は、エアフィルターについたホコリをメンテナンスユニットのブラシでかき取り、ダストボックスに回収します。)
①掃除機で吸い取るか、軽くたたいて汚れを取り除いてください。
②汚れのひどいときは、中性洗剤を溶かした40℃以下のぬるま湯か水で洗ってください。洗った後はよくすすいで、水分を十分拭き取り、日陰で乾かしてください。
※エアフィルターを付け忘れると、エアコン内部へホコリが直接吸込まれ、エアコン内部が汚れて故障の原因になるので必ず室内機にセットしてから運転してください。
冷房運転中は、室内機内部(アルミフィン部分)が結露します。内部乾燥運転は結露したアルミフィン部分と室内機内部を乾燥させ、イヤなにおいの原因となるカビや細菌の繁殖を抑えます。
内部乾燥運転は、微弱暖房運転と送風運転により室内機内部の乾燥を行います。このとき、室内の温度・湿度が若干上昇しますので、窓を開けて行うか、お出かけの際など部屋にいないときに行うのがおすすめです。
内部乾燥運転の運転方法は、機種によって異なります。リモコン操作または、オープンパネルを開けた中の「自動運転スイッチ」を3秒以上押し続けることでご利用いただけます。
内部乾燥運転がない冷房専用エアコンの一部機種は、冷房運転後に1時間程度を目安に送風運転を行っていただくと同様の効果があります。
※内部乾燥運転は、既に発生したカビや細菌を除菌するはたらきや殺菌効果はありません。
吸い込み口と吹出口が物などでふさがれていないか確認してください。
吸い込み口と吹出口がホコリや落ち葉などで目詰まりしている場合は、ほうき等で掃除してください。
長期間使わない場合は、電源プラグを抜いておくことで、落雷などによる故障を防止できます。また、リモコンの電池を取り出しておくと、液漏れなどによる故障を防止できます。
誤った洗浄剤の選定・使用方法で洗浄を行うと、樹脂部分の破損や水漏れなどの原因になることがあります。また、洗浄剤が電気部品やモーターにかかると、故障や発煙・発火の原因になることがあります。