株式会社コロナ

石油ストーブのしまい方

長期間使用しない場合は、お手入れを行ってください。お手入れを行うことで、来シーズンも安全にお使いいただけます。

ご紹介する石油ストーブのしまい方はお手持ちの取扱説明書に記載がございますので、合わせてご覧ください。
 > こちらから型式を入力して、取扱説明書を入手できます。

点検・手入れは、消火後ストーブが十分冷えてから、行ってください。

準備するもの

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  • ポリタンク
  • 給油ポンプやスポイト
  • 厚手のゴム手袋
    ※けがをするおそれがあるので、厚手のものを使用してください
  • 古紙や新聞紙
  • プラスドライバー
  • (必要に応じて)灯油を入れる深さのある容器

1.固定タンク・給油タンク内の灯油を抜き取る

(1)スピード消火ボタンを押して対震自動消火装置を作動させる。

対震自動消火装置がセットされている状態で「スピード消火ボタン」を押し、しん調節つまみが「スピード消火位置」に戻ることを確認してください。

■対震自動消火装置のセット方法
しん調節つまみを右(点火位置)方向にゆっくり止まるまでまわすと自動的にセットされます。

(2)燃焼筒と給油タンクを取り出し、枠(キャビネット)をはずす。

〈枠のはずし方〉

  1. 給油タンクを取り出し、ガードを開いて燃焼筒をはずす。
  2. しん調節つまみを手前に引っ張って抜き、前板中央の止めねじ1本をはずす。
  3. 枠の下部(左右と後面)の止めねじ4本をはずす。
     ※枠上部のねじははずさないでください。
     ※止めねじが側面のみの機種もあります。
  4. 枠を前方に45°傾け、前板が引っ掛からないよう注意して持ち上げ、はずしてください。



(3)オイルピンを取り出して、固定タンク内の灯油やごみを給油ポンプやスポイトなどで抜き取る。

給油サイン金具を押し下げながら、オイルピンをはずしてください。
※オイルピンを取り出すとき、灯油が垂れやすいので新聞紙を敷くなど、注意して行ってください。



  • 水、ごみなどを残したまま保管すると、さびや穴あきの原因となります。
  • 固定タンクの底にたまったごみや水、灯油は布切れなどでふき取ってください。

※ふき取った後は布切れなどを固定タンクの中に残さないでください。

灯油の処分方法については、灯油をお買い求めになった販売店にご相談ください。

(4)オイルピンをもとに戻す

オイルピンをもとどおりピンがまっすぐ上を向くように、確実に下まで押し込んで取り付けてください。

(5)給油タンク内の灯油も給油ポンプなどで抜き取る。

(6)内部のごみやほこりを掃除機などで取り除いた後、もとどおりに組み立てる。

2.しんの点検、手入れ(から焼き)をする

しんの手入れ(から焼き)を行うことで、固くなっているしんに熱がとおり、カーボンやタールなどの不純物を除去するクリーニング効果が期待できます。

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〈から焼きの手順〉

  1. 空の給油タンクをセットする
  2. 点火操作をする
  3. そのまま灯油がなくなって、火力が小さくなるまで放置し、消火するまで燃焼させる
  4. 消火したら、しんを下げる

※から焼き中は、風の当たらない屋内で行ってください。ストーブに風があたると、赤火が出たり、異常燃焼や火災の原因となり危険です。
※から焼き中はにおいがしますので、十分に換気をしてください。


〈から焼き前のしんの様子〉


〈から焼き後のしんの様子〉

【次のようなときは新しいしんと交換してください】

  • しんの手入れを行ってもカーボンやタールがとれず、効果がないとき
  • しんが水を含んでしまい、しんの上下操作が重くなったとき

しんの交換は、お買い求めの販売店またはお客様ご相談窓口へ依頼されることをおすすめします。

【ご注意】不完全な修理、調整は危険ですので、部品の交換、調整が必要な場合には、お買い求めの販売店または、修理資格者〔一般財団法人 日本石油燃焼機器保守協会でおこなう技術管理講習会修了者(石油機器技術管理士)など〕のいる販売店にご相談ください。

3.必ず乾電池を取りはずす

4.耐震自動消火装置を作動させる

5.包装箱に入れて、乾燥した場所で水平に保管する

包装箱に入れて、湿気のない場所に水平に保管してください。また、逆さにしたり、傾けたり、横倒しの状態では絶対に保管しないでください。

※来シーズンにお使いになるときは、対震自動消火装置の作動を2、3回くりかえし、しんが最後まで下がる(つまみが「スピード消火位置」まで戻る)ことを確かめてください。

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